バウンスシャッセ(リッチダンサーの11) 第14戦


キャロットクラブ出資愛馬第20号は、母馬と厩舎の魅力で選んだ馬。

母リッチダンサーは産駒からは2000ギニーGT3着馬を輩出しており、 日本でもホーカーテンペストが芝のマイルで4勝を挙げオープン入り。続く愛馬のフロアクラフトもオープン特別で2着、オークス GTで5着と力を見せる。

ホーカーテンペストはデビュー前にその素晴らしい馬体が話題になった馬で、馬体にこだわる私としては安価だし飛びつきたい母の産駒。日本でも産駒は能力を見せ、やはり母リッチダンサーの仔出しは相当良いと考える。安価で2、3勝馬を目指す私がリッチダンサーの仔を買うのは必然。

今回は関東馬だが、藤沢和雄厩舎となれば別格。アフロディーテでも満足させていただいたし、なんと言っても師の大ファン。この金額で藤沢和雄厩舎というものお得感満載。ましてや馬も素晴らしい。よく約68パーセント程度の抽選を勝ち抜いたものだ。


デビュー前の追い切りはコース全体の5番時計を計時するなど、2歳新馬としては破格の動き。そしてレースもスタート直後にコーナーという外枠不利なコースで大外枠になるも完勝!!見事デビュー戦を飾る。

そこから重賞に連続挑戦するも馬場が悪すぎたり、距離が短く忙しかったりと出番なしの大敗。しかし、4戦目となる寒竹賞では猛時計で圧勝!!競馬ブックのスピード指数は90.8!!阪神JF GT2着のハープスターが91.9なので重賞ウィナークラス。

そしてついにフラワーカップ GVに優勝して重賞ウィナーに。これで多くの賞金が獲得でき、クラシックすべてに出走可能になった。

桜花賞は距離が短すぎることからパスし、実績断然の中山で行われる牡馬クラシック第1戦の皐月賞へ出走。さすがに牡馬の壁は厚く11着。それでも内容的に悪くなかった。勝ち馬から0.7秒差で競馬ブックのスピード指数でも89.1と優勝したフラワーカップの88.0を上回る。単に相手が強かっただけ。

そして続く本番のオークスでは3番人気を背負い堂々の3着!!クラシックで馬券圏内に入り、もうこの世代の牝馬では最上位の能力を見せた。勝ったヌーヴォレコルトとは僅かに半馬身差、あのハープスターとはクビ差。

その後、ハンデも軽くなることから古馬との函館記念に臨むが、ここでははっきりと力負けの16着とシンガリ負け。そして3歳牝馬となら別格と思われた紫苑ステークスでは直前の大雨で不良馬場になってしまう不運があるも12着と大敗。いくらなんでも負けすぎで心配。


しかし秋華賞では前崩れの展開の中、最後まで粘り込み7着と良い走りを見せてくれた。走破時計もすこぶる速く、やはり能力は相当なもの。続く愛知杯も苦手の雨で重馬場の中、最後まで力を出し切り3歳牝馬としては決して楽なハンデではなかったにも関わらず存在感を見せてくれた。

もはや完全復調と言って良く、良馬場の牝馬限定戦で上手く前に壁を作れればもっとやれそうな手応えを確信した。

そして中山牝馬S GVでは強力な相手のことごとくの回避でメンバーに恵まれるも、後ろ過ぎる位置から大外ブン回しで圧巻の差し切り勝ち!!馬場と流れを考えた田辺裕信騎手のファインプレーで4勝目。重賞2勝目。

獲得本賞金は1億円を突破!!募集総額1800万円の馬。凄すぎる活躍。


前走は果敢にヴィクトリアマイルGTに挑戦するも13着大敗。展開も向かず、距離も足りない感じだったが何よりもGTでは力不足。

前走後、まだ本年に入り2戦しかしていないことから在厩で調整され、 予定通り6月14日 阪神11R 第20回 マーメイドステークス GV 3歳上オープン 阪神芝2000m 牝馬限定 国際 ハンデに出走!!

フルゲート16頭のところに第1回特別登録完了馬は24頭。バウンスシャッセは出走決定賞金順位第2位で出走は確定。水曜日の想定段階では17頭。結局16頭で確定。

鞍上はななんとミルコ・デムーロ騎手!!主戦の北村宏司騎手も捨てがたいが、ミルコの剛腕できっちり重賞3勝目をもぎ取りたい。

バウンスシャッセにはGTでは荷が重いが、GVなら断然主役。

ななんとハンデは56キロ!!牡馬換算で58キロ。GT馬でもないのに、これは重すぎる。バウンスシャッセが勝った中山牝馬S組の上位馬がことごとく大敗した福島牝馬S GV 2着のリラヴァティは53キロ。こんなに差があれば正直勝つのは難しい。


15着/5番人気。

パドックではやたら物見をしたり、いつもはしないクビを極端に下げたり、舌を出しまくったりと明らかにベストな雰囲気とは異なっていた。

今回初の阪神で、大敗した函館や新潟などのように慣れない環境に敏感な馬なのではないか。また輸送もあまり得意ではないのではないか。

レースも出負けして最後の直線では出るところがなくとチグハグで15着大敗。敗因は数々あれど、この負けすぎはさすがにショック。


レース回顧と時計の分析、レース後のミルコ・デムーロ騎手のコメントを掲載。

当日は皐月賞、オークス、秋華賞、ヴィクトリアマイルと4連続落選で除外権×4を使って、ついにバウンスシャッセの口取りの権利をはじめて獲得!!・・・って、23分の20のかなーーーり高確率の抽選じゃん。これに私は4つの除外権を使ってしまったのか(>_<)。

写真多数付現地観戦レポートを掲載。

(2015年6月19日完結)

2015年5月26日立ち上げ

●前走後、まだ本年に入り2戦しかしていないことから在厩で調整され、次走は6月14日 マーメイドステークス GVを予定

 前走は果敢にヴィクトリアマイルGTに挑戦するも13着と見せ場なく大敗した我らが愛馬バウンスシャッセ。前残りの展開で、展開が向かなかったことはあるとはいえ、やはりGTでは力不足の印象でした。

 もっとも、募集総額1800万円のこの世界では比較的安価な馬。それがJRAの重賞を2つも勝ってくれていることだけでも随分と賞賛に値するわけで、GTで高額のすこぶる良血の馬たちに対して歯が立たないのは必然とも言えます。

 スタミナは豊富ですが、スピードはイマイチなので、マイルと言う距離も終わって見れば忙しかった印象がありました。

 
前走後、バウンスシャッセは本年に入りまだ2戦しかしていないことからも在厩で調整され、続戦の予定です。


 以下は5月20日のクラブ公式HPバウンスシャッセの近況報告です。

。「先週は楽しみを持って送り出したのですが、展開も向かず思うような走りができず残念に思っています。ご期待に応えられなくて申し訳ありません。今後のことを決めるにあたって、まずは状態の確認が必要になってきます。それなので、慎重に見ているところですが、走ったなりの疲労感を見せる状態です。だからといってガタッと来ているというわけではないですし、今見る限りでは脚元等も変わりはなさそうなので、問題がなければこのまま調整を進めていくプランもあります。あくまでも状態次第になるでしょうが、おそらく牝馬重賞などがひとつの選択肢になってくるのではないかと思っています」(津曲助手)

 ということで、一生懸命走ったので走ったなりの疲労感はあるものの続戦で牝馬重賞を目指すということです。また、競馬ブックやデイリー馬三郎ではバウンスシャッセの次走は6月14日 阪神11R 第20回 マーメイドステークス GV 3歳上オープン 阪神芝2000m 牝馬限定 国際 ハンデを予定ということで、公式HPの内容と照らし合わせても、そこが照準で間違いないと思われます。

 確かに、牝馬限定の重賞が一番ですし、距離も2000mとこのくらいがバウンスシャッセにとって一番だと思います。そんなにメンバーも集まらないでしょうし、また勝ち負けを期待したいですね。


 鞍上はだれでしょうね。主戦の北村宏司騎手が関西まで来てくれるのでしょうか。ただ、当日は東京でもエプソムカップの重賞があります。もし北村宏司騎手がそちらに乗るのであれば、例えば中山牝馬Sを勝ち上げてくれた田辺裕信騎手や、ホーカーテンペストが関西に来た時には任せられている浜中俊騎手なんていうのもあるでしょうね。もちろん、私は来てくれるのであれば北村宏司騎手希望ですが。

これ以降は2015年6月9日に作成

●気になる特別登録表(6月14日 阪神11R 第20回 マーメイドステークス GV)

特別登録表 6月14日 阪神11R 第20回 マーメイドステークス GV 3歳上オープン 芝2000m 混合 ハンデ

第1回登録完了馬 全24頭 フルゲート 16頭 出走確定賞金順位順 
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
ウインプリメーラ 和田竜二 54.0  5/17 パー16下 京都芝1800
バウンスシャッセ ミルコ・デムーロ 56.0  5/17 ヴィGT 東京芝1600 13 11
アドマイヤギャラン 小牧太 53.0  5/16 都大OP 京都芝1800 13
グレイスフラワー 柴田善臣 52.0  4/25 福島GV 福島芝1800 13 18
フィロパトール 津村明秀 53.0  4/25 福島GV 福島芝1800 10 12 13
メイショウスザンナ 松田大作 53.0  5/23 モンOP 東京芝1800
パワースポット 大野拓弥 53.0  5/23 モンOP 東京芝1800
マリアライト 蛯名正義 53.0  5/09 緑風16下 東京芝2400
リラヴァティ 松山弘平 53.0  4/25 福島GV 福島芝1800 14
フェリーチェレガロ 川須栄彦 50.0  5/31 東大16下 京都ダ1800 13
アースライズ 49.0  5/24 オーGT 東京芝2400 13
シャトーブランシュ 藤岡康太 53.0  5/17 パー16下 京都芝1800
イリュミナンス 岩田康誠 52.0  5/17 パー16下 京都芝1800
オツウ 52.0  4/19 難波16下 阪神芝1800
カノン 高倉稜 50.0  5/24 烏丸16下 京都芝2400
レッドセシリア 藤田伸二 52.0  5/10 湘南16下 東京芝1600 13
ベリーフィールズ 加藤祥太 49.0  5/17 パー16下 京都芝1800 10 14
シャイニーガール 52.0  5/16 都大OP 京都芝1800 11 14 15 11
レッドオリヴィア 岩崎翼 51.0  5/17 パー16下 京都芝1800
イサベル 浜中俊 51.0  5/23 オー10下 京都芝1800
カラフルブラッサム 50.0  5/03 糺の10下 京都芝1800
カレンケカリーナ 鮫島克駿 49.0  5/17 赤倉10下 新潟芝1800
アドマイヤシーマ 51.0  5/17 パー16下 京都芝1800 15
マイネグレヴィル 52.0  4/25 福島GV 福島芝1800 12
 フルゲート16頭のところに第1回特別登録完了馬は24頭です。バウンスシャッセは出走決定賞金順位第2位ですから出走は確定です。

 鞍上はななんとミルコ・デムーロ騎手でしたね。クラブ公式HPでなかなか鞍上を出さないので、乗り替わりがあるとは思っていましたが、関西ということもあり、どうしても主戦の北村宏司騎手のときには結果が出てませんでしたから、新味を引き出す意味でもこの乗り替わりは賛成です。もちろん主戦の北村宏司騎手も捨てがたいですし、またバウンスに乗って欲しいと思います。特に関東なら私は彼に乗って欲しいですね。今回は、ミルコの剛腕できっちり重賞3勝目をもぎ取りたいですね。メンバー的にも同じGVの愛知杯の時よりも随分と低調ですしワクワクします。

 月曜日発表のハンデは、ななんと56キロ!!牡馬換算で58キロ。GT馬でもないのに、これは重すぎます。バウンスシャッセが勝った中山牝馬S組の上位馬がことごとく大敗した福島牝馬S GV 2着のリラヴァティは53キロです。こんなに差があれば正直勝つのは難しいと思います。他馬のハンデから言って、55キロが妥当な線でしょう。見込まれたというよりも、無茶苦茶だと思います。
デイリー馬三郎 特別登録段階でのみどころ

 7月から6月になった06年からハンデ戦に。13年はマルセリーナが復活Vを決めたが、昨年のディアデラマドレをはじめ、格上挑戦での勝利も数多い牝馬限定のGV戦。前走で1000万下を使われていた馬が直近9年で2勝、準オープン組も2勝している。
 
 格上挑戦の福島牝馬SでA着。リラヴァティは3歳時に重賞でB着3回があるように好走は実力通り。ハープスターやヌーヴォレコルトに対峙(たいじ)してきた足跡からもタイトル獲得の好機だ。
 
 
中山牝馬Sで久々の勝利を手にしたバウンスシャッセだが、ヴィクトリアマイルではL着に終わった。ただ、上がりは33秒4。展開を踏まえれば仕方ない面もある。GV戦に戻って巻き返しへ。
 
 ようやくオープンに戻ってきたウインプリメーラ。3歳時にはチューリップ賞A着、昨年の福島牝馬SではC着と牝馬同士の重賞なら十分にやれる。先行力を発揮して、1F延長でも追撃をしのぐ。
 
 上位3頭には離されたが、オークスC着が光るアースライズ。古馬とは初対戦だが、斤量差がアシストする。フラワーCでは狭いところを伸びてA着。内回りのタイトな競馬を克服できる力がある。
 
 ここ2戦がひと息のパワースポットだが、愛知杯、京都牝馬S、中山牝馬SでDBB着と3戦続けて掲示板を確保。全5勝が東京だけに舞台変更は気掛かりだが、牝馬同士なら台頭の余地はある。
 
 休み明け2戦目のイリュミナンスは格上挑戦でも通用する。前走のパールSは中盤でラップが緩んだため、最後で先行した勝ち馬に突き放された。京都の外回り向きだが、脚力では引けを取らない。
 
 福島で1000万特別を完勝し、昇級戦でA着。カノンが充実してきた。前走の烏丸Sは準オープンでも良質な組み合わせ。紅一点での健闘は評価に値する。G着だった昨年以上を期待してもいい。

競馬ブック 特別登録段階での有力馬のポイント

 アースライズは今年のオークス4着馬。桜花賞ではひと伸びできなかったが、距離を延ばして良さが出た。1800メートルのGVフラワーCで2着なら、2000メートルでも力を出せるだろう。阪神も初勝利のコースだ。今度は古馬が相手だが、その分、ハンデの恩恵があるはず。GT帰りで遠征直後だが、1週前の坂路で自己ベストタイ。これなら。

 マリアライトは牡馬相手に1000万、準オープンと連勝してオープン入り。勢いという点ではこれが一番かも。着実に地力をつけ、折り合いにも進境。だんだんと注文をつけるところがなくなってきた。距離は短くなるが、2000メートルあれば問題なし。直線の急坂も克服済み。1週前の動きも上々。あとは関西圏への輸送をこなしさえすれば。

 
バウンスシャッセは昨年のオークス3着馬。その後、思うような結果を出せなかったが、年明け緒戦の中山牝馬Sで勝利。完全に立ち直ったようだ。前走は久々のマイル戦だったうえ、後方からで展開不向き。度外視できるだろう。間隔を詰め、距離も2000メートルなら結果は違うはず。中間も順調で元気一杯。超大型で上積みは大きそうだ。

 リラヴァティはクラス編成上は準オープンの身の上だが、前走も格上挑戦で重賞2着。昨年も重賞3着が3度ある。前でスンナリと流れに乗れれば実に渋太く、能力は優に重賞レベル。昨年の重賞3着3回中2回が阪神でのもの。コース替わりはむしろプラス。少しレースは開いたが、しっかり乗り込まれてもきた。引き続き上位に。

 パワースポットは昇級後のここ5走すべてが小差。特に3走前はバウンスシャッセと0秒2差で、4走前で0秒1差の勝ち馬はVマイル2着のケイアイエレガント。そんな相手に、追い込み一手ながら大崩れしないのだから、地力強化は確かだろう。2000メートルまでなら問題なくこなすし、関西圏への輸送も克服済み。ここも崩れまい。

 ウインプリメーラは牝馬限定戦に替わった前走でアッサリ。かなりキツいペースを先行しても大きく負けなかった前々走を思えば、前走は当然と言えるものだろう。昇級戦だが、その分、ハンデの恩恵がありそうだし、阪神コースそのものも問題なくこなす。まだ馬場のいい2週目なら先行力も生かせそう。あと1ハロンをこなせれば。

 他では、前走は久々でやや重目ながらウインプリメーラに食い下がったイリュミナンスや、そこから0秒2差だったシャトーブランシュ、牡馬混合の前走はひと息だったが、福島牝馬Sで力を示したメイショウスザンナにも注目。

JRA−HP 出走馬情報

マーメイドSは、今年で20回目を迎える牝馬限定のGIII。創設してしばらくは別定重量で開催されており、1997年のエアグルーヴ、1999年のエリモエクセル、2002年のヤマカツスズラン、2004年のアドマイヤグルーヴ、2005年のダイワエルシエーロなど、当時を代表する実力牝馬が力の違いを示して勝利することが多かった。その後、2006年にハンデキャップへと条件が変更。その影響もあってか、高い実績を誇る牝馬が同じ開催の最終週に行われる宝塚記念に出走するケースが増え、マーメイドSも以前とはレースの趣きが変化した。2014年の勝ち馬ディアデラマドレは、その後にエリザベス女王杯で3着に入るなど大きく成長を遂げたが、このレースに挑戦した時は1000万下クラスからの格上挑戦だった。実績馬優勢のレースから新星誕生を期待するレースへ。このマーメイドSは、次のスター候補を見つけ出す一戦と言えるだろう。

今回の出走メンバーの中では唯一の3歳馬となるアースライズ(牝3・矢作芳人)の参戦は、本レースを盛り上げそうだ。重賞のタイトルこそまだ獲得していないが、3走前のフラワーCで2着に好走し、前走のオークスでは勝ち馬のミッキークイーンから0秒5差の4着に健闘。今回、他世代の馬とは初対戦になるが、十分に通用しそうな雰囲気がある。秋に向けて手応えを得るレースができるのか、注目したい。

マリアライト(牝4・久保田貴士)は、前々走の1000万下・潮来特別(中山・芝2500m)→前走の1600万下・緑風S(東京・芝2400m)と、目下2連勝中。今回は、クラス再編成を経て1600万下クラスからの格上挑戦で、さらに、重賞初挑戦となるが、瞬発力は今回のメンバーの中でも上位のものがある。初めての関西圏への長距離輸送、芝2000mへの距離短縮など、越えるべきハードルは決して低くないものの、それ以上の魅力を秘めた一頭と言えるだろう。

バウンスシャッセ(牝4・藤沢和雄)は、昨年のフラワーC、今年の中山牝馬Sと2つの重賞タイトルを獲得している実績馬。一昨年11月のアルテミスS(10着)以来、約1年6か月ぶりの芝1600m出走となった前走のヴィクトリアマイルは、見せ場を作ることができず13着に敗れたが、得意としている芝・中距離のレースに戻る今回は、実力を見直せるはずだ。前走後は美浦坂路で入念な乗り込みを重ねており、巻き返しに燃える陣営の意欲を感じる。優勝争いに加わってくる公算は大きい。

リラヴァティ(牝4・石坂正)は、前走の福島牝馬Sで勝ち馬のスイートサルサとクビ差の2着に好走。昨年のローズSでも3着に好走しているように、スムーズに前に付けた時の走りは実にしぶとい。今回は中6週と少しレース間隔が空いており状態面が気になるが、3日に栗東坂路で行われた1週前追い切りでは、しっかりとした動きで4ハロン55秒8秒をマーク。タイム自体は目立つものではなかったが、力を出せる状態と見てよさそうだ。自分の形で競馬ができれば、待望の重賞初制覇の可能性は十分にあるだろう。

ウインプリメーラ(牝5・大久保龍志)は、過去に、2012年のアルテミスS3着や2013年のチューリップ賞2着など、重賞での好走例がある馬。昨年のクラス再編成で1000万下クラスまで降級していたが、前走の1600万下・パールS(京都・芝1800m)を制してオープンクラス復帰を決めた。これまでの全4勝を京都・芝コースでマークしているのに対し、阪神・芝コースは〔0・2・3・3〕と勝ち切れていない。今回は、阪神へのコース替わりが鍵になるが、能力はここでも互角以上のものを持っていると言える馬。その走りに注目したい。

特別登録の時点では、1000万下クラスの馬は出走できない可能性がある。それでも、イサベル(牝4・角居勝彦)は、出走がかなえば有力視できる一頭だ。管理する角居勝彦調教師は、2012年のグルヴェイグ、2014年のディアデラマドレと、過去に本レース2勝をマーク。そのどちらもが条件クラスから格上挑戦での出走だった。本馬も厩舎の先輩に優るとも劣らない高い評価を受けている馬。スター候補の発掘という今回のテーマにぴったりの存在と言えるだろう。

イリュミナンス(牝5・松永幹夫)は、前走の1600万下・パールSで勝ち馬のウインプリメーラから0秒3差の2着に敗れているが、阪神へのコース替わりが鍵となるウインプリメーラに対し、本馬は阪神・芝コースで〔2・0・2・1〕と好相性を示している。今回、52キロのハンデを生かして、上位進出を目指す。

シャトーブランシュ(牝5・高橋義忠)は、1600万下クラスの身でありながら、昨秋の愛知杯で4着に入り、今年の中山牝馬S(5着)でも1番人気の支持を集めた馬。前走の1600万下・パールSは4着に敗れたが、どんな相手でも大きく崩れない堅実性はセールスポイントだ。瞬発力勝負があまり得意ではないタイプで、ラストのもうひと伸びが利かない面はあるものの、今回のメンバーなら上位争いに加わってくるだろう。

パワースポット(牝7・菊沢隆徳)は、昨年の11月の1600万下・紅葉S(東京・芝1600m)を制し、通算31戦目でオープンクラス入りを果たした晩成タイプ。4走前の京都牝馬Sと3走前の中山牝馬Sでは共に3着に好走しており、重賞でも好勝負できるところを示している。後方追走からの直線勝負に懸ける脚質のため今回も展開が鍵になるが、ハイペースの流れになれば、一気の差し切り勝ちがあるかもしれない。

フィロパトール(牝6・武藤善則)は、昨年に福島牝馬Sで3着、福島記念で4着に善戦した実績がある。今回のメンバーに入っても上位争いできるだけの力があると見ていいだろう。 前走となった今年の福島牝馬Sは、約4か月ぶりの実戦だったこともあって8着に敗れているが、勝ち馬のスイートサルサとのタイム差は0秒3と大きくは離されていない。レースを1度使われた上積みが見込める今回は、パフォーマンスを上げてくるはずだ。

アドマイヤギャラン(牝6・中尾秀正)は、昨夏に、1000万下のシンガポールターフクラブ賞(中京)→1600万下の博多S(小倉)と、芝2000mの距離で2連勝した実績がある。6か月半の休み明けで臨んだ前走のオープン特別・都大路S(京都・芝1800m)は13着と大敗。勝ち馬のエイシンヒカリから2秒0も離されていただけに、今回は実戦を1度使われた上積みがどれほどあるかがポイントになる。今週の最終追い切りの動きは、しっかりとチェックしたい。

これ以降は2015年6月10日に作成

●気になる出馬想定表(6月14日 阪神11R 第20回 マーメイドステークス GV)

出馬想定表 6月14日 阪神11R 第20回 マーメイドステークス GV 3歳上オープン 芝2000m 混合 ハンデ フルゲート 16頭 想定数17頭 出走確定賞金順位順 
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
ウインプリメーラ 和田竜二 54.0  5/17 パー16下 京都芝1800
バウンスシャッセ ミルコ・デムーロ 56.0  5/17 ヴィGT 東京芝1600 13 11
アドマイヤギャラン 小牧太 53.0  5/16 都大OP 京都芝1800 13
グレイスフラワー 柴田善臣 52.0  4/25 福島GV 福島芝1800 13 18
フィロパトール 津村明秀 53.0  4/25 福島GV 福島芝1800 10 12 13
メイショウスザンナ 松田大作 53.0  5/23 モンOP 東京芝1800
パワースポット 大野拓弥 53.0  5/23 モンOP 東京芝1800
マリアライト 蛯名正義 53.0  5/09 緑風16下 東京芝2400
リラヴァティ 松山弘平 53.0  4/25 福島GV 福島芝1800 14
フェリーチェレガロ 川須栄彦 50.0  5/31 東大16下 京都ダ1800 13
アースライズ 中谷雄太 49.0  5/24 オーGT 東京芝2400 13
シャトーブランシュ 藤岡康太 53.0  5/17 パー16下 京都芝1800
イリュミナンス 岩田康誠 52.0  5/17 パー16下 京都芝1800
カノン 高倉稜 50.0  5/24 烏丸16下 京都芝2400
レッドセシリア 藤田伸二 52.0  5/10 湘南16下 東京芝1600 13
ベリーフィールズ 加藤祥太 49.0  5/17 パー16下 京都芝1800 10 14
イサベル 浜中俊 51.0  5/23 オー10下 京都芝1800

表中 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート16頭のところに現在17頭出馬想定されています。浜中俊騎手が騎乗予定のイサベルが除外対象です。角居勝彦厩舎の結構厄介な馬ですし、このまま上位16頭で確定して欲しいですね。

これ以降は2015年6月11日に作成

●追い切り情報(6月11日更新)

前走前 5月13日 美浦南ウッドチップ 稍重馬場 馬なり余力

北村宏司
4F 52.0
3F 38.3
1F 13.2[7]
レッドソレイユ(古馬500万下)強めの外を0.8秒追走0.3秒先着



5月22日 美浦南坂路 稍重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 64.6
3F 47.6
2F 31.6
1F 16.2


5月23日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 65.2
3F 47.5
2F 31.3
1F 15.6


5月26日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 61.3
3F 45.2
2F 29.5
1F 14.7


5月27日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 61.5
3F 45.4
2F 29.9
1F 14.7


5月29日 美浦南坂路 稍重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 61.3
3F 44.7
2F 28.6
1F 14.3


5月31日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 56.5
3F 41.3
2F 27.4
1F 14.1


6月2日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 62.7
3F 46.6
2F 30.2
1F 14.7


6月3日 美浦南坂路 稍重馬場 馬なり余力
1回
上野翔
4F 57.1
3F 42.1
2F 27.2
1F 13.2
エスオンマイチェス(古馬1000万下)馬なりを0.4秒追走同入


6月5日 美浦南坂路 稍重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 64.2
3F 47.3
2F 30.6
1F 14.7


6月7日 美浦南ウッドチップ 稍重馬場 馬なり余力

上野翔
5F 67.1
4F 52.1
3F 39.1
1F 13.5[8]


6月10日 美浦南ウッドチップ 稍重馬場 キリ不明

杉原誠人
キリで見えず
ミッキーユニバース(古馬500万下)の内同入
 5月22日、前走後まだ1週間も経っていませんが、もう軽く乗り出されています。走ったなりの疲労があるようですが、そこまでじっくりと休養に充てるほどでもないようです。

 5月23日、この日も時計に計時されるほどでもないハロン16秒程度で追い切られています。次走予定のマーメイドSまではそんなに日数があるわけでもありませんし、緩めず行く感じでしょうね。

 5月26日、15−15で追い切られました。この感じですとマーメイドSへの出走は確実のようですね。

 5月27日、15−15で追い切られました。木曜日にジョッキーでも乗せてもう少し速いところをやるのでしょうか。
 以下は5月27日に更新されましたクラブ公式HPバウンスシャッセの近況報告です。
「この中間も変わりなく来ているように思います。問題なければマーメイドSあたりを視野に考えていくことになりましたので、その間の調整はうまく強弱をつけながら進めていこうと思っています。まだレースから2週間弱という状況ですし、レースまで時間がありますから今日は15−15くらいでじんわりと動かしています。逆算してじわじわとピッチを上げていくことになると思いますよ」(津曲助手)6月14日の阪神競馬(マーメイドS・牝馬限定・芝2000m)に出走を予定しています。
 ということで、とっくの昔に発表していたくらいのトーンで次走がマーメイドSであることが正式にクラブ公式HPで発表になりました。報道陣に言ったのと、クラブに言ったのが混同しているようですね。鞍上に関しては発表がありませんねぇ。

 5月29日、15−15強で追い切られました。そろそろ仕上げて早めに関西入りするのではないでしょうか。早めと言っても2、3日くらいのことだと思いますが。ヴィクトリアマイルも前日に東京競馬場入りしていたんですよね。

 5月31日、14−14で追い切られました。ようやくペースが上がって来ましたね。何よりも順調なのがいいですね。次こそはバウンスシャッセの口取り取るぞ〜。

 6月2日、15−15で追い切られました。輸送がありますから明日にでも速いところを乗られて仕上げてしまうのでしょうね。或いは予想以上の早めの栗東入りか。

 6月3日、終い重点のそんなに速い追い切りではなかったですね。翌日にもう少し速めをやるのでしょうか。このままこの程度の追い切りだけではないと思いますが。本数は多いものの、いつもよりも全体的に軽い気がしますね。ただ、状態はすこぶる良いようで、競馬ブックでは”活気十分”、デイリー馬三郎では”キビキビB”といずれも高い評価をいただいております。

 6月5日、終い1ハロンだけ15秒で追い切られました。どうもマーメイドSはメンバーが軽そうで1番人気になりそうな感じですね。そういうのをしっかりと取りたいですね。

 6月7日、今回バウンスシャッセの調整を任されている上野翔騎手に調教をつけていただきました。正直、馬なり調教の藤沢和雄厩舎と言えども、速い時計がなく軽い調整に感じますが、意図があってのことだと思われますし期待します。1度競馬に使われていますし、そんなに強くする必要もないでしょうし、前走はGTを目一杯走りましたから、疲れがあるのかも知れませんね。そうは言っても、ここで放牧に出すと、今年の春は2戦しかしないことになりますし、それでは寂しすぎますからね。

 6月10日、所属杉原誠人騎手に調教をつけていただきました。キリで時計も何も見えなかったようです。なんとも評価しようがないので陣営のコメントを聴きましょう。
 以下は同日(6月10日)更新されましたクラブ公式HPバウンスシャッセの近況報告です。
「今週の競馬が目標のレースになりますし、輸送等も考慮して調整を行っています。直前にビッシリやるだけだと堪えてしまいかねませんから週末にも程よく時計を出しています。5ハロンで67秒くらいの時計を出し負荷をかけていますし、今日は目一杯に動かす予定はありませんでした。今朝は霧が立ち込めていて全体時計自体は把握できていないのですが、サッと動かしていて動きも良かったですし、上がってきた様子も問題ないことから大丈夫であろうと見ています。あとはレースですね。今回はギリギリまで美浦で調整をしてレースへ臨む予定ですし、しっかり体調を整えてレースへ向かえるようにしていきます。トップハンデでもありますから厳しい戦いになると思いますが、頑張ってほしいです。今回は主戦の北村宏司ではないのですが、それはエプソムCでの依頼を受けていたこともあります。ジョッキー自身、もの凄く乗りたがっていたのですが、先方にも迷惑はかけられないのでウチの先生も無理をしなくていいとピンチヒッターで代役を立てることになり、今回はミルコとのコンビで臨むことになりました」(津曲助手)14日の阪神競馬(マーメイドS・牝馬限定・芝2000m)にM.デムーロ騎手で出走を予定しています。
 ということです。
 私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。1度使われたとはいえ、緩さは否めません。しかし、中山牝馬Sはさほど負荷をかけずとも結果を出しましたし、そもそも藤沢厩舎自体がこんな感じの調教が多いので陣営を信じましょう。姉のフロアクラフトが追い切りではいつも素晴らしい動きを見せるので、ついつい比較してしまいます。それでも実績はこのバウンスシャッセの方が上なんですけどね。
 競馬ブックの追い切り短評は”キリで見えず”と正直です(笑)。デイリー馬三郎は時計は”モヤのため計時不能”ですが、追い切り短評は”気配上々B”とばっちり評価を出しています。そのデイリー馬三郎の10日のバウンスシャッセの記事は次の通りです。
 スタートしてから4角まではモヤのため内容は確認できなかったが、直線では誘導役のミッキーユニバース(3歳500万下)の内に潜り込み、最後は馬体を並べてフィニッシュ。軽快な脚さばきを披露した。
 騎乗した杉原は「余裕を持って走っていた。直線での手応えも十分だったし、動きは良かった」と出来の良さを伝える。藤沢和師も「体調は変わらずいい」と好感触だ。
 前走は見せ場すらつくれなかった。指揮官は「府中だからマイルでも問題ないと思っていたけど・・・」と振り返る。久々のマイルの流れに戸惑った。また、逃げ、先行有利の展開にも泣かされた。その点、今回は走り慣れた2000m戦。「いい距離だよ」と歓迎する。
 阪神コースは初となるが、「問題はない」と師はうなずく。重賞2勝の実績は今回のメンバーでは上位。前走の雪辱を誓う。

●出馬確定表

出馬確定表 6月14日 阪神11R 第20回 マーメイドステークス GV 3歳上オープン 芝2000m 混合 ハンデ 出走数16頭
馬名 騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
ウインプリメーラ 和田竜二 54.0  5/17 パー16下 京都芝1800
バウンスシャッセ ミルコ・デムーロ 56.0  5/17 ヴィGT 東京芝1600 13 11
アドマイヤギャラン 小牧太 53.0  5/16 都大OP 京都芝1800 13
グレイスフラワー 柴田善臣 52.0  4/25 福島GV 福島芝1800 13 18
フィロパトール 津村明秀 53.0  4/25 福島GV 福島芝1800 10 12 13
メイショウスザンナ 松田大作 53.0  5/23 モンOP 東京芝1800
パワースポット 大野拓弥 53.0  5/23 モンOP 東京芝1800
マリアライト 蛯名正義 53.0  5/09 緑風16下 東京芝2400
リラヴァティ 松山弘平 53.0  4/25 福島GV 福島芝1800 14
フェリーチェレガロ 川須栄彦 50.0  5/31 東大16下 京都ダ1800 13
アースライズ 中谷雄太 49.0  5/24 オーGT 東京芝2400 13
シャトーブランシュ 藤岡康太 53.0  5/17 パー16下 京都芝1800
イリュミナンス 岩田康誠 52.0  5/17 パー16下 京都芝1800
カノン 高倉稜 50.0  5/24 烏丸16下 京都芝2400
レッドセシリア 藤田伸二 52.0  5/10 湘南16下 東京芝1600 13
ベリーフィールズ 加藤祥太 49.0  5/17 パー16下 京都芝1800 10 14

表中 騎手の太字は乗り替わり

結局想定表から、出走確定賞金順位17番目のイサベルと浜中俊騎手が非抽選除外になりました。昨日も書きましたが、角居勝彦厩舎の怖い馬が除外になり少しだけ助かりましたね。ハンデの軽い1000万下クラスの馬はこのレースでは恐怖ですもんね。

●阪神芝2000mコース解説

 スタート地点は正面スタンド前直線右。内回りコース使用で4コーナー出口付近。
 1コーナーまでの距離は325m。スタート直後の2ハロンは主導権争いである程度流れるが、その後ガクンとペースが落ちる。積極的に引っ張る馬がいないと、古馬の1000万クラス以上でも13秒台のラップを刻むことがある。その結果、行った行ったの前残りも多発。穴は逃げ残り、先行馬の雪崩れ込みといった展開面で期待するのがセオリー。
 経済コースをピッタリ回ってこれる馬が好走しやすい。平均ペース以上で流れれば、逆に逃げ馬は厳しい。最後の急坂が響き、差し馬の台頭を許すことになる。馬群も外回りの中距離ほど凝り固まらないので、タイミングよく仕掛けられれば馬場の真ん中より外を通ってでも抜けてこれる。


有利な枠順 フラット
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 展開
種牡馬ベスト ディープインパクト、ハーツクライ、ステイゴールド
連対騎手ベスト 川田将雅、ミルコ・デムーロ、岩田康誠、クリストフ・ルメール
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 2分04秒4 2分06秒2 2分04秒5
2歳未勝利 2分03秒8 2分05秒2
2歳500万 2分02秒7 2分05秒3
2歳オープン 2分02秒8 2分04秒5
3歳新馬 2分04秒5 2分06秒6 2分06秒4
3歳未勝利 2分02秒5 2分04秒0 2分05秒1 2分06秒9
3歳500万 2分02秒3 2分03秒0 2分03秒0 2分04秒6
古馬500万 2分01秒5 2分02秒8 2分04秒2
古馬1000万 2分01秒6 2分03秒0 2分04秒6 2分05秒2
古馬1600万 2分00秒7 2分02秒8 2分05秒8 2分02秒3
古馬オープン 2分00秒7 2分01秒9 2分03秒9 2分04秒3

●騎手はミルコ・デムーロ騎手 ほっさん評価「A−」

 今回のバウンスシャッセの鞍上は今年3月からJRAの所属騎手となり国内で活躍しておられるミルコ・デムーロ騎手です。

 クラブ公式HPにてマーメイドSの鞍上がなかなか発表されませんでしたし、関西ですので、もしかしたら主戦の北村宏司騎手ではなく乗り替るのかな?と思っていましたが、特別登録段階でミルコ・デムーロ騎手確保と判明しました。

 主戦の北村宏司騎手は同日東京競馬場で行われるエプソムカップにお手馬がおり、バウンスにも乗りたいし悩んでおられたようです。そこで藤沢和雄先生が配慮して代役を立てることになったということです。

 こちらは関西ですし、北村宏司騎手ももちろん捨てがたいですが、関西所属のトップジョッキーであるミルコ・デムーロ騎手ということであればこれはなんだか大きな期待を抱かせてくれますねぇ。


 藤沢和雄厩舎で関西と言えば、最近はバウンスシャッセの兄のホーカーテンペストの手綱を取っていた浜中俊騎手かと思いましたが、ミルコ・デムーロ騎手でした。そりゃ、ミルコ・デムーロ騎手やクリストフ・ルメール騎手と言えば、騎乗技術は別格で最も愛馬に乗って欲しい騎手です。本年度もダービーを制するなど大活躍です。嬉しいですね。


 私の愛馬とミルコ・デムーロ騎手ということになりますと、2013年のマデイラまで遡ることになりますが、気性難で最後の直線で走るのをやめて楽をしてしまう乗り難しいマデイラに騎乗し、最後まで集中力を切らさず走らせ、その後の躍進のきっかけを作ってくださいました。彼が乗ってから、マデイラは最後まで真剣に走るようになり、500万クラスで低迷していたものがそこから3勝しオープンまで昇り詰めてくれました。

 バウンスシャッセも難しい馬ですが、彼の手にかかれば、力を引き出してくれるのではないかと大いに期待しております。


 2015年6月10日現在、JRA通算383勝。勝率14.9パーセント、連対率27.5パーセント。GTは日本ダービー(ネオユニヴァース、ドゥラメンテ)、ジャパンカップ(スクリーンヒーロー)、有馬記念(ヴィクトワールピサ)、天皇賞秋(エイシンフラッシュ)など12勝。重賞35勝。と格段に高い数字を残している。
 昨年(2014年)はJRAの騎手試験を受ける為に騎乗は少なかったが、本年(2015年)は29勝、勝率15.8パーセント、連対率29.9パーセントと非常に高い数字を残している。


 ミルコ・デムーロMirco Demuro)は1979年1月11日イタリア生まれの36歳。2015年3月1日よりJRA所属騎手として騎乗しており、それ以前は短期免許制度を利用して来日して騎乗していた。

 妹のパメラ・デムーロは元騎手で現在は調教師。弟のクリスチャン・デムーロもイタリアの騎手であり、2011年には短期免許で来日し、船橋を拠点に地方競馬である南関東競馬で、2012年以降は中央競馬で騎乗している。

 1994年に騎手免許を取得し、1995年にイタリアの見習騎手リーディングに輝く。1997年から2000年までは4年連続でイタリアのリーディングジョッキーとなる。

 日本には1999年に初来日。騎乗センスは非常に評判が良く日本の関係者の信頼も厚い。2001年2月3日の小倉競馬場では1日5勝を記録。これは外国人騎手としてJRA初のことである。翌日の2月4日には小倉大賞典に勝ち、JRA重賞初制覇を達成した。

 2003年4月20日、皐月賞をネオユニヴァースで制し日本のGT初制覇。喜びのあまりにゴール後2着のサクラプレジデント騎乗の田中勝春の頭を叩くシーンは印象的であった。続く6月1日の東京優駿(日本ダービー)でもネオユニヴァースに騎乗し外国人騎手としては初となる東京優駿制覇を達成、1番人気に応えて快勝したネオユニヴァースを祝福する大観衆を目にして「イタリアのダービー(デルビーイタリアーノ)を5回勝つよりも、日本のダービーを1度勝つ方が嬉しい」と感激の涙を流した。

 二冠を達成し、三冠達成の期待がかけられたネオユニヴァースであったが、従来の日本の短期免許制度では三冠目の菊花賞にはデムーロは騎乗できない状態となってしまった。日本の短期免許では年間3ヶ月しか騎乗できず、デムーロは春だけで3ヶ月分を使い果たしてしまっていたためである。しかしこの事態を受けてJRAが新しく「同一馬で1年間にGTを2勝以上すれば、その馬が同年にGTに参戦する際に騎乗を認める」という規定を設けたため、デムーロは菊花賞に騎乗することが出来たが、惜しくも3着に敗れた。

 2004年4月18日、皐月賞をダイワメジャーで勝利し、外国人騎手初の連覇を達成する。

 2007年11月24日、京都競馬場で、外国人騎手としての最多タイとなる1日5勝を再び記録。同年12月2日の中日新聞杯ではサンライズマックスに騎乗して勝利したが、決勝線手前で飛行機ポーズを披露し制裁を受ける珍事を起こした。

 2008年11月29日より短期免許を取得したが、その翌日11月30日のジャパンカップではスクリーンヒーローに騎乗し見事同レース初制覇を飾る。なおこの時もゴール後のウイニングランで飛行機ポーズを披露していた。

 2009年は12月28日より翌2010年1月27日までNARで短期免許を取得した。この時は船橋の川島正行厩舎に所属した。なおデムーロはこれより以前にも2度NARの短期免許を取得していた。

 2011年3月26日、ネオユニヴァースの子のヴィクトワールピサでドバイワールドカップを優勝。ドバイワールドカップ初騎乗初勝利を果たすと共に、日本馬にとっての同レース初勝利をもたらした。日本・イタリア以外では初のビッグタイトルと言え、デムーロ自身も「ジャパンカップもイタリアダービーも勝っているけど、これがベストレース」と語った。

 2012年は3月18日の阪神競馬第10・11競走と、4月7日の阪神競馬第2競走から第11競走にかけて、JRAタイ記録となる騎乗機会9連続連対を達成した。10月28日、天覧競馬として行われた天皇賞(秋)をエイシンフラッシュで優勝。ウイニングランを終えた直後、メインスタンド前の馬場で下馬し、天皇・皇后両陛下に対し跪座の形で最敬礼を行った。なおこの最敬礼は後検量前の下馬ということで審議対象となったが、不問とされた。

 2013年10月には、日本での通年騎乗を目指してJRAの騎手免許試験を受験、外国人騎手によるJRAの騎手試験受験第1号となった。しかし結果は不合格だった。この免許試験にはオーストラリアで活躍している藤井勘一郎も受験したがやはり不合格となっている。

 2014年1月より、香港ジョッキークラブの所属騎手として騎乗する事になり、香港に渡った。1月11日より騎乗開始し、3戦目のレースで14頭中12番人気の馬で所属騎手としての初勝利を挙げ、単勝式で380香港ドルという大穴を提供した。また1月19日には、「董事盃」(HKGT)を4番人気の「將男(Blazing Speed)」で勝利し、香港重賞初制覇を飾った。

 2015年1月、JRAの騎手免許試験を再度受験し今回は合格した。これにより同時に合格したクリストフ・ルメールと共に外国人として初めてJRAの通年免許を取得した。同年3月1日より、JRA通年免許の騎手として騎乗を開始した(このとき、ルメールは騎乗停止のため同時デビューとはならなかった)。当日は早速に阪急杯を勝利し、初日でいきなりの重賞制覇を飾った(後にルメールも騎乗停止明けで実質のデビュー週となった同年4月5日に大阪杯を勝利、いきなりの重賞制覇となっている)。


 イタリアでテントウムシは「幸運を運んでくる虫」とされていることもあり、テントウムシを自らのラッキーアイテムにしている。同じイタリア生まれの騎手マルコ・モンテリーゾは「彼は色々なものにテントウムシのステッカーを貼っているんだ」と語っている。

 騎乗にあたっては事前の展開予想などを重視するタイプで、武豊は「いつのまにか日本の競馬新聞の読み方を覚えていて、(日本での騎乗時には)レース前になると競馬新聞片手に真剣に検討している」と証言している。ちなみに競馬新聞の読み方を覚えた影響で「競馬関連であれば漢字も読める」という。

 日本の騎手の中では特に松田大作と仲が良い。2010年10月から松田がイタリアに長期遠征する際にも住居探しなど様々な協力を行っている。

 サッカー好きとしても知られており、インタビューでも語ることがある。


 「ヴィクトワールピサで有馬記念とドバイワールドカップを制覇。共に緩い流れの中で早めに行かせ、直線で踏ん張らせる内容だった。抑え気味に乗るケースが多く、狭くなると周りを弾き飛ばし割ってくる(2010年の朝日杯FS(グランプリボス)が好例)。時にやる気のない騎乗が見られ、舞台が大きいほど燃えるようだ。」(佐藤祐樹元騎手)
 ほっさん愛馬での成績(5戦0勝)

 2007年12月 2日 ステップシチー 尾頭橋特別 500万下    中京芝1800m 4着1番人気
 
2009年 2月22日 クリンゲルベルガー こぶし賞 500万下   京都芝1600m 10着/9番人気
 2009年 3月 7日 クリンゲルベルガー 500万下         阪神ダ1200m 
5着/4番人気
 2011年11月27日 エスペランサシチー 2歳未勝利        東京ダ1600m 11着/7番人気
 2013年 4月20日 マデイラ       500万下          京都ダ1800m 7着/9番人気


2012年4月7日 ドリームチャージに騎乗するミルコ・デムーロ騎手(この日9連続連対の記録を達成。)

これ以降は2015年6月13日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「牝馬限定のハンデ戦、荒れることでは定評のあるレース。過去の実績より現在の勢いとデキを重視。中でもマリアライトは時間をかけて成長を促され、目下の充実ぶりは素晴らしい。前走はラスト1ハロンまで追い出しを待たされ、そこから一気の差し切り。着差以上の強さだった。中間の動きも申し分ない。多少馬場が渋っても問題なく、◎に抜擢。アースライズはGT好走後の反動が気になるが、1週前に坂路で自己ベストタイなら問題はなさそうだ。ハナはリラヴァティ。1ハロン延長は微妙ながら行き切れば粘り強い。バウンスシャッセは56キロのハンデは厳しくても2000メートルなら見直しが必要。ウインプリメーラとイリュミナンスは距離が鍵だが、デキの良さは目につく。攻め強化シャトーブランシュ、好調カノンにも注意。」


短評は「伏兵多し」



予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
イリュミナンス
シャトーブランシュ
バウンスシャッセ △△
アースライズ
リラヴァティ
グレイスフラワー
メイショウスザンナ
マリアライト △△
パワースポット △△
カノン △△
アドマイヤギャラン
ウインプリメーラ
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
マリアライト 4.5
アースライズ 6.3
リラヴァティ 6.9
イリュミナンス 7.0
バウンスシャッセ 7.4
ウインプリメーラ 11.2
アドマイヤギャラン 14.8
カノン 15.3
パワースポット 17.9
以下20倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
バウンスシャッセ 92 88 91 82
マリアライト 85 80 82 85
アースライズ 88 85 80 88
リラヴァティ 92 65 82 92
イリュミナンス 89 87 79 83
レッドセシリア 88 83 87 79

有力馬ピックアップ

1番イリュミナンス
 馬体増は良化の証。攻めに上積みも窺える。鍵は距離だが、最内枠。ロスを抑えてタメが利けば。

2番シャトーブランシュ
 前走時、攻め1本。同じ中3週でも今回は中身が断然濃い。力上位は3、5走前で証明。改めて。

3番バウンスシャッセ
 前走は久々のマイルで展開も不向き。昨年のオークス3着馬だし、前々走を見ても、距離が延びれば結果は違うはず。超大型で上積みは大。ただ、ハンデは見込まれた。

7番アースライズ
 2400メートルでGT4着。GV2着も1800メートル。2000メートルのGVで、古馬相手とはいえ49キロなら勝機十分。阪神でも勝っている。1週前、坂路で自己ベストタイ。デキに翳りなし。

8番リラヴァティ
 スンナリ先行が叶う組み合わせ。この形なら渋太い。GU、GVで(3)(3)(3)(2)着。地力上位だし、53キロも恵まれて映るほど。阪神も得意コース。乗り込みにも不足なし。

12番マリアライト
 牡馬を相手に1000万、準OPと連勝。特に前走、1ハロンからの伸びは力の違いを感じさせた。重賞で十分やれる。距離は2000メートルあれば問題なし。坂もこなす。気配もいい。

14番カノン
 昨年、51キロで0秒6差。斤量が1キロ減の50キロだし、何より、今年の方がデキが良さそう。怖い。

16番ウインプリメーラ
 キツいレースから中2週で4キロ馬体を増やして完勝。中間、更に好気配。目下絶好調。阪神もこなす。あと1ハロンをこなせれば。

デイリー馬三郎

本紙の見解

「波乱の傾向が強い牝馬限定戦のGV。今年も難解な一戦になったが、ここは勢いを重視して◎マリアライトから入る。条件戦とはいえ、牡馬相手に連勝中でともにインパクト十分の差し切り勝ち。成長を促しながら慎重に使われてきたが、ようやく素質馬が軌道に乗ってきた印象を受ける。降級したことで形の上では格上挑戦となるが、牝馬同士のこの顔触れなら決め手は上位。距離短縮も過去のレースぶりから問題はなさそう。一気の重賞制覇も可能とみる。
 同じく格上挑戦となる○リラヴァティだが、前走の福島牝馬Sで首差のA着と能力の高さを証明済み。ここなら対抗評価に。ダートに実績のある▲フェリーチェレガロだが、姿形は芝でも問題ない。軽量を生かした逃げに要注意。〈浜口〉」

◎ マリアライト
○ リラヴァティ
▲ フェリーチェレガロ
× シャトーブランシュ
☆ メイショウスザンナ
△ イリュミナンス
△ バウンスシャッセ
△ アースライズ




バウンスシャッセは全13記者中 ◎(本命)印  〇(対抗)  ▲(3番手評価)  ×(4番手評価)、☆(5番手評価)、△(6番手以下評価)、無印 記者

ラジオNIKKEI

バウンスシャッセ

14日(日)に阪神競馬場で行われるマーメイドステークス(GIII)に出走を予定しているバウンスシャッセ(牝4)について藤沢和雄調教師のコメントは以下のとおり。

(前走は)東京マイルがいいのかな、と思っていたのですが、時計も速かったですし、得意ではなかったみたいですみません。レースでは後方で脚を使えなかったですし、馬のダメージはなかったと思います。

(中間は)順調に強いキャンターを出来ているので、速い時計はいつも出さないですけど、先週、今週と順調にきてます。
(1週前は)時計が掛かったずいぶん重い馬場、この馬自身も競馬を使った後でしたが、元気でした。今日は、ウッドチップコースでそれほど速い時計ではなかったんですが、ゴール前だけ馬なりで、ということだったんですけど、順調にきていると思います。

今度は右回りで阪神、初めてのコース、また頑張ってもらえると思います。美浦から前日に輸送します。
阪神コースはこの時期、馬場も重たくなったりするのでしょうけど、頑張ると思います。時計もそれほど速くならないと思いますし、牝馬同士で、相手も前走よりは楽なので頑張ってもらいたいです。

(距離は)2000mくらいがちょうどいいかなと思ってます。

中山で上手に勝たせてもらった後、前走は東京1600mで力を出せなかったんですけど、馬は良くなってるので、頑張ってくれると思います。今回もよろしくお願いします。

リラヴァティ

14日(日)に阪神競馬場で行われるマーメイドステークス(GIII・芝2000m)に出走するリラヴァティ(牝4、栗東・石坂正厩舎)について、追い切り後の松山弘平騎手のコメントは以下の通り。

●リラヴァティについて松山弘平騎手
「(前回コンビを組んだ2走前=四国新聞杯を振り返って)自分のペースでうまく逃げられましたし、最後も渋太く粘ってくれました。前回(福島牝馬S)も2着でしたし、重賞でも上位に来る馬ですから、やはり力がありますね。

 (この馬の良さは)長くいい脚を使える所だと思います。2000mでも結果が出ていますから問題ないでしょう。自分のペースで、リズム良く運んで行ければと思っています」

JRA−HP

バウンスシャッセ

3歳時の昨春にフラワーCを優勝し、オークスでは勝ち馬のヌーヴォレコルトから0秒1差の3着に好走した実力馬。秋はひと息の成績が続いたが、放牧で立て直しを図り、今年初戦となった前々走の中山牝馬Sで差し切り勝ちを決めて、2つ目の重賞タイトルを獲得している。2歳時のアルテミスS(10着)以来、約1年6か月ぶりに芝1600mに挑んだ前走のヴィクトリアマイルは13着と大敗を喫したが、スタートからリズムに乗れず、最後の直線でも伸び脚を欠いたレース内容から考えると、距離が合わなかったのだろう。今回は中距離の芝2000mに舞台が替わる。トップハンデの56キロを負担するだけに、他馬との斤量差は気になるが、この条件なら前進必至だろう。

リラヴァティ

半兄に2011年のラジオNIKKEI杯2歳Sでゴールドシップ(2着)、グランデッツァ(3着)を退けて優勝したアダムスピーク(父ディープインパクト)がいるが、一瞬の切れ味が武器だった兄とは違い、父がゼンノロブロイに替わった本馬は、逃げ、もしくは早め先頭からの押し切りが好走のパターン。前走の福島牝馬Sでは、道中2番手追走から4コーナーで先頭に立つと、直線でもしぶとく粘って勝ち馬のスイートサルサとクビ差の2着に好走した。3歳時の昨年には、フェアリーS、チューリップ賞、ローズSと重賞で3回3着に入っている馬。クラス再編成を経た今回は、1600万下クラスからの格上挑戦となるが、上位進出の可能性は高そうだ。

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

バウンスシャッセ(13着)

 「レース前はいつも通り落ち着いていていい雰囲気でした。スタートは出てくれましたが、久々のマイルだし、力まないようにリズム重視で運びました。ただ、最後は不発というかこの馬の走りができなかったです。結果的には今日の競馬ではベストのポジションではなかったかもしれません。状態は良かったんですけどね。」(北村宏司騎手・競馬ブック)

 「マイルの流れがひとつ鍵を握るとは思っていましたが、忙しすぎるというほど余裕がなかったわけではありませんでした。ただ、位置が後ろになったので腹を括って勝負に挑むことにしました。道中は隣の馬のエキサイトにちょっと影響を受けて一回クッと取るシーンこそありましたが、その後は落ち着いてはいたと思うんです。ただ、直線では思ったほどの伸びを見せてくれませんでした。オークスのときの、あの沈み込むようなフットワークがこの馬の特に良かったときのイメージとして持っていて、そうなるように促していったんですが、思うような走りになりませんでした。今回求められたレースの適性にあわなかったのかもしれませんが、それにしても近くにいたディアデラマドレに離されてしまいましたからね…。走ることに飽きてしまわないように気を付けながら走らせたつもりですが、期待が大きかっただけに思うような結果を出せなくて僕自身悔しいですし、申し訳ありません」(北村宏司騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「マイルは適距離とは言わないかもしれませんが東京ならという思いもありましたし、なによりここ最近の行きっぷりから速い流れで良さが出ないかなと期待を持っていました。ただ、結果的には速い馬たちにしてやられた感じで、厳しい戦いになってしまいましたね。申し訳ありません。残念な結果になってしまいましたが、この馬に合うような展開のレースになってくれたらまた頑張れるはずです。このあとをどうするかですが、まず馬の状態を見てから相談させてください」(藤沢和雄調教師・キャロットクラブ公式HP)
 「切れ味で勝負というタイプでもなく、今日の流れでは位置取りが後ろ過ぎた感あり。力を出し切ったという印象はなく、この一戦で見限るのは早計だろう。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

バウンスシャッセ

 「前走は流れが向かずに、走り切っていない。GTの後でも状態は問題ない。」(津曲助手・デイリー馬三郎)

 「前走はマイルの流れに対応できず、脚が溜まらなかったようです。中山は好走していますから、初めての阪神でもコース的に問題はないと思います。この馬本来の走りができれば楽しみです。」(津曲助手・競馬ブック)

●ほっさん予想

 今回バウンスシャッセは重賞2勝馬ということでハンデ56キロと他馬に比べて断トツ重い設定にされてしまいました。

 今年勝った中山牝馬S GVはその後の福島牝馬Sを見ても相手が軽かったと言わざるを得ません。元々中山牝馬Sには後にヴィクトリアマイル2着、安田記念5着となるケイアイエレガントが出走を予定していましたが、脚部不安で回避。また福島牝馬S GVで優勝するスイートサルサも中山牝馬Sに出走予定でしたが、直前で故障で取り消しとなるなど、有力馬が次々と消えていき、非常に楽なメンバー構成でした。

 この中山牝馬Sの出走組が大挙出走した福島牝馬Sでは人気は上位でしたが結局1頭も4着までに入れませんでした。その中山牝馬S組がさっぱり出番がなかった福島牝馬Sで2着だったのが、今回マーメイドSでも有力馬の一角となるリラヴァティで、この馬今回のハンデは53キロです。2着だった福島牝馬Sと同じ負担斤量です。

 一方、バウンスシャッセは中山牝馬Sが54キロ。今回が56キロと2キロも増えます。正直、能力的にそう大差がないと思われるだけに、この2キロ増は頭が痛いところです。


 他馬に対しても同じ事が言え、今回はハンデを見るまではバウンスが勝てると自信がありましたが、月曜日にハンデが発表されてからはテンションが下がる一方です。55キロが適正だと思うんですがねぇ。

 そんなこんなで、勝つところから馬群に沈んで大敗というところまであり得ると思います。ミルコ・デムーロ騎手はそんな不利な状態でも、馬の能力以上のものを引き出してくれたりしますから、ジョッキー頼みですね。

●当日は口取りの権利を持って現地観戦予定

 当日は本来仕事の日でしたが、バウンスシャッセがわざわざ関西に来てくれるということで休日に変更して貰いました。たまたま同日3Rに期待の愛馬ベルディーヴァも出走することになり、超激アツな1日になりそうです。また、東京ではバウンスシャッセの姉フロアクラフトがこちらも有力馬として出走します。

 私はバウンスシャッセの口取りは過去4度(皐月賞、オークス、秋華賞、ヴィクトリアマイル)申し込みましたが全て落選。未だもって1度も愛馬バウンスシャッセの口取りの権利を貰えたことがないという希有な存在です。今回、除外権×4と初出走の優先権で口取りに応募しますので、どーーーー考えても権利確保は確実だと思いますので、口取りの権利を持って現地観戦予定です。

 人口の多い関東と比べて、比較的応募者の少ない関西だしGVだし申込み者20名以内の非抽選だったら嘆くぞ。

 ・・・って書いていましたら、ついについにバウンスシャッセの口取りの権利に当選しましたーーーーーー。

 ん!?申込み者23名??23分の20の高確率の抽選??これに私は4つの除外権を使ってしまったのかぁ〜(>_<)。


 力上位は間違いないですし、バウンスと並んで写真に納まりたいですね。

 当日夜は遅くなる予定ですが、翌月曜日も休日ですので、月曜日には写真多数付現地観戦レポートをアップする予定です。

これ以降は2015年6月19日に作成

●パドック

 予定通り当日は開門(少し到着が遅れてガートマンバリアの後ろになっちゃいましたが・・・汗)から並び、3Rで愛馬ベルディーヴァ、バウンスシャッセのパドック周回中に東京10Rの姉フロアクラフトの実況を映像で見ていました。

 写真は全て撮影順です。


バウンスシャッセの馬体重は前走マイナス4キロの518キロ。輸送を考えても適正な馬体重だと思いました。



重賞2着馬の割りにハンデが軽く、勝ち負け必至だと思っていたリラヴァティ。私はパドックで見るのは初めてでしたが、煩く感じました。ところが、所持者のさんぺ〜さんによると、いつもよりは随分とマシだとのこと。パドックというのは見比べることが大切ですね。



前回にも増して、今回はやたらと舌を出していました。皐月賞の時やオークス3着など、パドックでいいなぁ〜と思えた時にはこんな仕草はなかったですよね。



そしてこんな感じの仕草も調子のいい時はなかったですね。また初めての競馬場ということもあり、物見もやたらしていました。



尻尾をフリフリしていました。



写真には納めることができませんでしたが、尻尾を高く上げてクルクルとまわしていた時がありましたから、フケなのではないかという意見もありました。



引き手もいつもの”おじいちゃん厩務員”さんではありません。



リラヴァティは周回を重ねていくうちに煩いのは収まってきました。



こちらはキャロットクラブ3頭出しの中でも1番人気に支持されているマリアライト。



何か、楽ではない表情に見えます。



レッドセシリアとバウンスシャッセは時々こんな感じのアタマの下げ方をしていました。



リラヴァティは馬体、雰囲気など良く見えました。



何度かこういう仕草をしていましたが、私は過去4度、こーーーんな感じのバウンスシャッセを見たことはありません。皐月賞やオークスなど好走した時とはいろんな面で違うなと思いました。



とまーれーのあと。藤沢和雄先生は来られませんでした。おそらくスピルバーグに帯同している為、イギリスなのでしょう。



ミルコ・デムーロ騎手登場。まずは馬とコンタクトをはかります。



騎乗してからもいつものように馬をなでなでします。



「やっと、フジサワ厩舎の良い馬が回って来たよ」と笑顔のミルコ・デムーロ騎手。



更にいつものなでなで。



・・・とそこで、!?



あれれ??おっかしいな〜。



うーーーん。ちょいと思い描いていた感じではなく、深い思考に入るミルコ・デムーロ騎手。そんなに馬は良くない状態ですかい?



デムーロ騎手はこの前のレースで騎乗されていましたから、11Rのパドックには来てくれないと思っていたのですが、メインレースということもあってか来てくれました。有り難い事です



正直、追い切りも軽いと思いますし、パドックの気配も良いと思えませんでしたが、鞍上の剛腕でなんとか優勝をと思っていました。



こちらは2番人気と人気を背負って表情の強ばっている松山弘平騎手。



丁寧に乗りすぎて馬群に沈まないかが1つのポイントでした。



抜けた1番人気を示す掲示板をガン見する蛯名正義騎手。



この後、さっぱり良いところがなかったバウンスシャッセの唯一後塵を拝することになるアドマイヤギャランと小牧太騎手。こちらも適度な人気。



馬は相変わらず舌を出していました。



浮かない表情の鞍上。



手前は、このあと連覇を決めちゃう藤岡康太騎手。ほぼ同じ枠、道中もほぼ同じ位置取りでした。



フジサワ厩舎の馬は時々騎乗依頼が来るものの、下級条件ばかりのミルコ・デムーロ騎手。今回は重賞での依頼です。



おお神よ。ここで結果を残せて、フジサワ先生から良い馬が回って来ますように。

●本馬場入場


さきほどは悪い騎乗ではなかったが、愛馬ベルディーヴァで結果が残せなかった岩田康誠騎手とイリュミナンス(4番人気/6着)。



やたら発汗はしていたものの、8番人気のシャトーブランシュを見事に勝ち上げる藤岡康太騎手。



そして、本馬場に入る直前で気合いスイッチが入ったバウンスシャッセ。



人気通りでほとんど空気と化していた(所有者発言)レッドセシリアと藤田伸二騎手(11番人気/12着)。



初重賞制覇の期待がかかるリラヴァティ。



こちらも1番人気で初重賞制覇の期待の大きいマリアライト。



低迷から復活してきたウインプリメーラと和田竜二騎手。



このあと、3着と大仕事をやってのけるパワースポットと大野拓弥騎手(10番人気)。



マリアライトが抜けた1番人気。リラヴァティが2番人気でキャロットクラブのワンツーが予想されたが・・・。



真っ先に馬場入りをしたベリーフィールズと重賞初挑戦となる本年デヒューの新人・加藤祥太騎手(16番人気/11着)。



スタート地点に向かってくるバウンスシャッセ。馬場に入ってからはいい表情に。



さすがに何度も競馬を経験しているだけあって、ここに来ると馬も気合いが乗ってきます。



私はバウンスシャツセの緑ゼッケンを目の前で見るのは初めてでした。



体の立派さの割りにメンタル面が弱く、牝馬らしさを感じさせるバウンスシャッセ。



珍しく正面からの1枚。



しかし、ここでもカメラの方が気になっていました。



こんなに舌を出す馬でしたっけ?



続いてルクソールさんの持ち馬レッドセシリア。阪神コースは2歳GTの3着があり、軽量なことからも侮れない存在だと思っていました。



馬が右向きゃ、騎手は左。



終わって見れば人気通り強かったマリアライト。



藤田伸二騎手は最近愛馬に乗っていただく機会がないですねぇ。



リラヴァティと松山弘平騎手。



まだまだ上手いと思う騎乗時と、なんでやねんと思う騎乗時がありますねぇ。



相手なりに走るリラヴァティ。



前走は丸山元気騎手がテン乗りで重賞2着と結果を出していただけに、主戦として松山弘平騎手にプレッシャーがかかります。



前走は準オープンで1番人気に支持された素質馬レッドセシリア。



発汗でベトベトながらも勝っちゃうシャトーブランシュ。



前走オークス4着ながら3歳牝馬なので49キロと超軽量で出走できるアースライズと中谷雄太騎手。

●レース 


スタートしました。



いきなり出遅れます。競馬ブックでは1馬身不利と。



ハンデも重かったですし、出来れば前につけて残す競馬をしたいところでした。



この後、この出遅れが大きく響き最後の直線で進路を失います。後ろからの追走はこれがありますからねぇ。特に内枠でしたし。



黒い帽子のバウンスシャッセの位置取りが悪い事が解ります。結局勝つことになるシャトーブランシュは素晴らしいスタートです。



どんどん下がっていくバウンスシャッセ。芝2000mは内回りですからねぇ。



他はこんな感じ。



結局、11番手を追走します。



勝ったシャトーブランシュは好スタートでしたが、バウンスシャッセよりも後ろにいます。



4角手前のペースが上がっていくところ。バウンスは折り合いもついて、ここなら前もギリギリ射程圏内ですし、伸びてこいという感じでした。



直線入り口。ここからミルコ・デムーロ騎手はバウンスを外に出そうとしたようですが、勝ち馬などに蓋をされます。



直線では1番人気のマリアライトが人気通り勝ちそうな勢い。



外からシャトーブランシュが凄い脚で飛んできます。



バウンスシャッセは記念すべき重賞初騎乗となった加藤祥太騎手のベリーフィールズの向こう。ここから更に競り負けるんですよね。



勝ったのは2番のシャトーブランシュ。バウンスシャッセの隣の枠の馬です。



2着はキャロの1番人気マリアライト。



バウンスシャッセはまだ姿が見えません。



最内にリラヴァティ。そして赤い勝負服のレッドセシリアも。



それら一団が駆け抜けて、よーーーーーやくバウンスの姿が(T_T)。



シンガリ負けのように見えますが、後ろにコマッキーの馬が隠れています。どうでもいい最下位争いですが・・・。



ほら。

●時計の評価

 今回のバウンスシャッセの走破時計は2分01秒7良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分59秒1、勝ち馬の時計は2分00秒5でした。

 出遅れに、最後の直線は出るところがなくとチグハグな競馬で全く勝ち負けに絡めなかったバウンスシャッセ。それらを加味しても予想以上の着順でかなり落胆しました。

●レース後の騎手・調教師のコメント

バウンスシャッセ(15着)

 「スムーズなレースができなかったし、直線もスペースがなくて・・・。」(ミルコ・デムーロ騎手・競馬ブック)

 「スムーズなレースができなかったことがすべてです。道中は外に出したいタイミングで後続に来られてしまい、直線は進路がなく、終始窮屈な形を強いられました。馬は唸っていただけにもったいないことをしてしまった…。跳びが大きな馬だけにスペースがないポジションは余計に堪えた感じです。スムーズな競馬ができれば十分勝負になる力量の持ち主であることはこれまでの成績からも、跨がった感触からも感じていただけに力を出しきらせてあげることができなかったことはとても悔やんでいます。申し訳ありません」(ミルコ・デムーロ騎手・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

バウンスシャッセ(15着)

 「脚捌きが硬いのはいつも。中団のやや後ろ。外へは出さず距離損を抑えた立ち回りだったが、ずっと前が壁で行き場がないまま。外へ持ち出せた時には大勢は決していた。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 特別出走手当が42.7万円。芝1800m以上の平地競走ですので3万円が加算され45.7万円。1口で割りますと1000円程度になるのではないでしょうか。

●今後の展望

 今回は阪神コースがどうだったとかではなく、明らかにパドックでの気配が走る時と比べて違いました。グリーンチャンネルの推奨馬でも名前が上がって来なかった辺りは流石だなと思いました。見る人から見れば、気配がおかしい。

 これは以前函館や新潟で大敗したように、環境の変化に敏感で精神的に追い詰められているのかも知れません。特に今回現地で感じたことは物見が多かったということです。とはいえ、オークスの時の東京はバウンスにとって東京としては2戦目でしたが、どっしりと構えていて物見はありませんでした。すると輸送が苦手なのかも知れません。

 また、暑い時期に大敗する傾向があり、牝馬ですが夏が苦手ということも考えられます。姉のフロアクラフトも暑い時期はあまり走りません。

 総じてバウンスシャッセは中山なら力を出せる馬ですし、極端に言えば、これから出るレース全て中山でもいいと思います。私は有馬記念に出られたら、面白いんじゃないかと思っています。来年の春は中山牝馬Sで連覇を狙うか、ハンデが重いのなら、今年はヌーヴォレコルトが勝った中山記念に出るか、どちらでも上位に来てくれる気がします。

 藤沢和雄先生のジャッジが楽しみです。

●最後に

 今回、私ははじめてバウンスシャッセの口取りの権利を取ることができましたが、思わぬ大敗でした。この日、3Rの愛馬ベルディーヴァも4番人気で口取り権を持っていましたから、あわよくば、1日2度の口取りが体験できるのではないかとワクワクしていましたが、こちらも9着と大敗でした。

 結果は残念ですが、バウンスシャッセが得意の中山と比較的形状が似ている阪神の芝2000mを選択することは間違いなかったと思いますし、GTではパンチ不足なので、GVに出ると言うのも正解だったと思います。

 ベストを尽くしての敗因は清々しいものであり、今回のレースに関して不満はありません。ハンデが重すぎるのではというJRAのハンデキャッパーに対しては思うところがありますが、そんなのどうのこうの言っても仕方がないですからね。それだけ、”強い馬”だと思ってくれているのだと良いように考えます。

 結果的に、デムーロ騎手が外に出せず、内を突こうとするも壁になり、スムーズなレースが出来なかったことも敗因の1つですが、これも展開のアヤで仕方がありません。それも含めて競馬ですし、逆にそういったことで恩恵を受けている場合もありますからね。


 とにかく、馬が異常なく無事であれば、また次があります。しっかりと敗因を分析して次のレースに生かしていただければ、次は更なる飛躍が望めます。すでに重賞2勝馬で、ハンデ戦だとハンデが重くなりますし、かといって、GTなどの定量戦だと超一流の馬には歯が立たないですし、難しい立場だと思いますが、6歳春の引退期限までしっかりと走りきり、無事に繁殖入りをして欲しいですね。

 頑張れバウンスシャッセ!!次も当然期待しているぞ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2015年5月26日立ち上げ 27日、29日、31日、6月2日、3日、5日、7日、9日、10日、11日、15日、19日加筆

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バウンスシャッセの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2015年 5月17日 第13戦 第10回 ヴィクトリアマイル GT 東京芝1600m (13着/11番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

2015年 3月15日 第12戦 第33回 中山牝馬ステークス GV 中山芝1800m (1着/3番人気) 

2014年12月20日 第11戦 第52回 愛知杯 GV 中京芝2000m (8着/8番人気) ルクソール様撮影現地写真掲載

2014年10月19日 第10戦 第19回 秋華賞 GT 京都芝2000m (7着/7番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

2014年 9月13日 第9戦 紫苑ステークス 新潟芝2000m (12着/2番人気

2014年 7月20日 第8戦 第50回 函館記念 GV 函館芝2000m (16着/3番人気)

2014年 5月25日 第7戦 第75回 優駿牝馬(オークス) GT 東京芝2400m (3着/3番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

2014年 4月20日 第6戦 第74回 皐月賞 GT 中山芝2000m (11着/12番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

2014年 3月21日 第5戦 第28回 フラワーカップ GV 中山芝1800m (1着/3番人気)

2014年 1月 6日 第4戦 寒竹賞 3歳500万下 中山芝2000m (1着/8番人気)

2013年11月 2日 第3戦 アルテミスステークス 重賞 東京芝1600m (10着/10番人気)

2013年 8月31日 第2戦 札幌2歳S GV 函館芝1800m (14着/5番人気)

2013年 8月 4日 デビュー戦 2歳新馬 函館芝1800m (1着1番人気